新潟県にはさまざまな名物グルメがある。その中でも昔から県民に親しまれているのがへぎそばだ。海藻をつなぎに使っているのがへぎそばの大きな特徴で、新潟県は海に面している地域が多いために、海藻も各地でとることができる。そばの持っている香りと海藻の風味を一緒に楽しめることがへぎそばの魅力になっていて、通常のそばでは味わえない独自の魅力がある。触感が独特なこともへぎそばの魅力となっていて、のどごしの良さで有名だ。食べやすいので女性や子供にも人気の名物グルメである。そばが盛られている器もへぎそばの特徴になっていて、へぎという特別な入れ物に入れられていることから、へぎそばという名前がつけられている。へぎは剥ぎという意味を持つ言葉で、剥ぎ板を使用して作られている。
のっぺ汁も新潟県の名物グルメとして知られている料理で、地元でとれた野菜などが多く入っているのが特徴の汁ものだ。非常に食べごたえがあり、ご飯とも相性が良い。のっぺ汁の味の特徴となっているのは独特のとろみである。汁にとろみをつけるために使用されているのは地元の名産品である里芋だ。その他には鶏肉やシイタケなどの材料が使用されることが多く、ゴボウものっぺ汁を作るときには欠かせない材料だ。鮭などの魚が具材として使用されることもあり、海の幸と山の幸を両方一緒に食べることができる名物グルメとしても人気だ。新潟県では特に、お正月の時期によく作られていて、各家庭で味付けが微妙に違っている。